この用語のポイント
ホルモン。おいしいですよね。

しかし、もちろん!
今回説明するのは、人の代謝に関係する「ホルモン」の方です。
簡単に書くよ
ホルモンは、ある特定の器官で作られて、
血液に乗って運ばれて
細胞に「何をすべきか」を命令するものです。
ギリシャ語で「刺激する」という意味の
「Hormone」が語源、らしいです。
詳しく書くよ
☑️男性らしさ・女性らしさに関わる「男性ホルモン」「女性ホルモン」
☑️子どもの体の成長にはたらく「成長ホルモン」
など、
「ホルモン」は、
環境や年齢に合わせて
からだのはたらきを調節します。

図のように、ホルモンはある特定の器官で作られます。
たとえば、食べた後に血糖値を下げるための「インスリン」というホルモンは、
「すい臓」(図のピンク色のところ)から出ます。

出たホルモンは、血液に乗って運ばれます。

そして、細胞に「何をすべきか」を伝えて回ります。

もし、あなたが危険な目に遭っているとき
「アドレナリン」というホルモンが出て
体を次の行動に備えさせます。
トラに出会ったとしましょう。
①うわっ、トラだ!!
危険な状況になると、
脳がすぐさま副腎(腎臓の上にある臓器)に信号を出します。
②戦う?
すぐに副腎は、
アドレナリンとノルアドレナリンを
一気に送り出します。
アドレナリンとノルアドレナリンが体にはたらきかけて、
次の行動に移せるように準備させます。
それとも逃げるのか・・・
③いや、逃げろ!
逃げるときに大切なのは、
筋肉に与える燃料(酸素とブドウ糖)を増やすこと。
同時に、行動の邪魔になるような体内のプロセスを閉じていきます。
④ふうっ!
なんとかトラから逃げ切った頃には、
体にどっと疲れが出てきます。
そんなとき、コルチゾールが、
からだのはたらきをしずめ、
必要な手当ができるよう準備させます。
このホルモンにより、
使ったエネルギーを埋め合わせるため、
脂肪からエネルギーが取り出され、
さらには細胞を治すためアミノ酸が出されます。
今回はトラに出会ったときを例にお話しましたが、
ホルモンは血液で運ばれ、
細胞に「何をすべきか」を伝えて回るものです。
このホルモンの材料になるのが
たんぱく質なので
食事からしっかりとらないといけませんよね。
一言でまとめるよ
ホルモンは、ある特定の器官でつくられて
血液に乗って運ばれて
細胞に「何をすべきか」を命令するもの
です。
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